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クリーニングに出すと結構な金額になる羽毛布団。
しばらく押し入れに直したままにしていたり、ペットや子供が汚してしまったり。
クリーニングに出せば済む話なのですが、
お金もそこそこ掛かるし「自宅で洗濯したいなー」と思うことってありますよね。
今回は羽毛布団は自宅で洗濯出来るのか?という事と、
使用出来る洗剤の種類や乾燥方法を紹介します!
羽毛布団は自宅で洗濯出来るの?
高級なものからお手頃の物まで羽毛布団も様々あります。
デリケートなものだけに、自宅で洗濯するのを躊躇してしまう人も多いはずです。
しかし「自分で洗濯してるよー」という話も聞いたりします。
実は羽毛布団には自宅で洗える物と洗えない物があります。
まず初めにチェックしてもらいたいのは、羽毛布団に着いている洗濯表示です。
衣類などと同じく「水洗い不可」や「ドライ」の表示があるものは洗濯は出来ません。
諦めてクリーニングか打ち直しに出すようにしてください。
またキルティング加工といって、
布団の内部が片寄らないように仕切って升目を作っている構造でない場合も、
自宅で洗濯するのはオススメ出来ません。
中の羽毛が団子状になり片寄ってしまう可能性があるようです。
さらに生地にシルクやレーヨンが使われている場合も、
自宅で洗濯は出来ないので注意が必要です。
しかし、最近の羽毛布団は洗える物も増えてきています。
本当はクリーニングに出すべきですし、
残念ながらすべての「洗濯可=自宅で洗濯していい」というわけではありません。
洗濯によって側生地の折り目などから、
羽毛が飛び出しやすくなってしまう可能性もあります。
洗濯出来る羽毛布団でも、
自宅で洗濯する場合はあくまでも自己責任でという認識になるようです。
また高級羽毛布団の場合、個人的には自宅での洗濯はオススメできません・・・(;・∀・)
クリーニングに出す際も、予め購入店に確認してみる事をオススメします。
・手洗いマークや洗濯マークがある
・キルティング加工がされている
・側生地にシルクやレーヨンが使われていない
羽毛布団を自宅で洗濯する時に使う洗剤は何がいい?
羽毛布団を洗濯する時、普段使っている洗濯洗剤でも問題ないのでしょうか?
実はアルカリ性の物や酵素入りの洗剤は、羽毛を傷つけてしまう原因になってしまいます。
羽毛の成分であるたんぱく質を溶かしてしまうのだそうです。
そしておそらく、日常使いしているほとんどの洗濯洗剤が弱アルカリ性。
羽毛布団の洗濯に使うのであれば、
オシャレ着洗いやウール製品を洗う時に使う中性洗剤がオススメです。
また意外なのですが、柔軟剤は絶対に使用しないように注意してください。
ふわふわになるはずの羽毛がぺちゃんこになってしまう原因になります。
そして色々な理由で「取り急ぎ部分的でもいいから洗濯したい!」という時、
もし自宅に中性洗剤がなかった場合は、
日本羽毛製品共同組合によるとシャンプーでも代用が利くみたいですよ(^^)
羽毛布団を自宅で洗濯する時の乾燥方法!
自宅で羽毛布団を洗う際、1番気をつけなければいけないのが「乾燥」です。
生乾きになってしまうと、カビや雑菌などの原因になり臭いが出てしまいます。
生乾きを防ぐ為にも週間天気予報をチェックして、
晴れの日が続く時に洗濯するようにしてください。
出来れば竿を2本使い空気が流れるようにして乾かすのが望ましいです。
なければ1本でも大丈夫です。
生地の日焼け防止の為もあり、風通しのいい場所で陰干しします。
数時間であれば天日干しでも大丈夫なので、
仕上げの時に天日干しすると生乾きの危険がなくなりますね。
そして2時間毎くらいに、上下や裏表などを入れ替えます。
冬場でなければ1~2日ほどで乾燥が完了します。
この時羽毛が片寄っている場合は、
生地をつまみ空気を入れるようにして均等になしてみてください。
最後に軽く布団をふりさばいて完了になります。
自宅に乾燥機や乾燥機能のある洗濯機がある場合、
それを利用して乾燥させたくなりますが、それだけでは乾燥しきれません。
乾燥をかけた後もかならず3時間~1日は天日干しするようにして下さいね。
また60度以上の高温過ぎる熱風は羽毛を傷つけてしまう恐れがあるので注意してください。
乾燥がちゃんと出来ているのか心配な時は、
仕上げに布団乾燥機を使うとしっかり乾きますよ。
まとめ
羽毛布団を自宅で洗濯するのは根気のいる作業になります。
また乾燥機能付きの洗濯機だと、洗濯出来る容量より乾燥出来る容量の方が少ないです。
無理に押し込むと乾燥しきれず部分的に湿気が残ったりするので注意してくださいね。